Sierの悪しき習慣、帰社日について解説するよ
Sier勤務半年になります。これからSierの就職を考えてる人向けに「帰社日ってどんなことするねん」って内容を解説したいと思います。
帰社日ってなにするの?
客先に出てる社員を1ヵ月に1度自社に集めて以下のようなことをします。
1.上長からの売り上げ報告
2.今後の会社のビジョン
3.昇進した人への表彰
4.懇親会
主にこんな感じのことをやりますが、2と3はたまにやる感じです。
毎月会社のビジョンを語るわけではなく、決算月とかそういう節目節目で今後のビジョンとかを役員が喋ります。
3についても同様で毎月毎月昇進する人がいるわけではないので、これもたまにある感じです。
1.4については毎月必ずあります。部の月ごと予算達成状況をスクリーンに映して説明されるのをただ聞くだけ、それが終われば懇親会という名の飲み会です。
懇親会については外で飲む場合や、缶ビールやオードブルを注文して自社で飲み食いする場合があります。
で、Sierの場合はどこでも必ずと言っていいほど、帰社日が存在します。
ぶっちゃけ帰社したくないエンジニアが大半
なんで帰社したくないかと言うと、ただただめんどくさいからです。
客先での業務を終えてから電車に乗って自社へ戻らなければいけないために、強制残業です。ちなみに強制参加イベントなので体調不良とかそういう理由がないと基本休めません。
いざ出席した所で、上長からの売り上げ報告聞いた後に飲み会があるだけなので「それやる意味ある?」って思ってる人が大半なんですよね。
売り上げ報告を僕みたいな新卒入社の下っ端が聞いたところで「ほーん、で?」って内容なんですよ。
懇親会だけは自由参加なので、売り上げ報告聞いたら秒で帰ってます。
とにかく、ただめんどくさいだけで従業員にとっては意味がないイベント。それがSierの帰社日です。
帰社日を設定するのは会社側の都合
こういうめんどくさいイベントを毎月開催する理由は会社への帰属意識を植え付けるためです。
客先に出ずっぱりだと自社への帰属意識がマジでありません。給料を振り込んでくれる派遣会社的扱いなんですよ。
帰属意識が無くなると、わざわざここで働く理由がなくなりエンジニアの退職に繋がるので、これを防ぐために月1帰社させて「おまえはこの会社に勤めているんだぞ!良い会社だろ!」というある種の洗脳を施してるわけですw
あとは他の現場に出てて普段交流のない自社エンジニアとの交流会って意味も含まれてます。
実際、帰属意識なんて芽生えてません
元々フリーランスになるためだけに就職したので、帰属意識なんてありません。
その上、めんどくさいイベントへの強制参加で逆に士気が下がってます。
こんなことで帰属意識が芽生えて「この会社にずっといよう!」なんて思う人はいない、月5,000円でも給料上げた方が効果出るでしょ。
経費がほぼ掛からずに帰属意識を植え付けられると思ってるからやるんでしょうけど。
これからSierへ就職を考えてる人は、1年やそこらで辞めることを考えた上での就職をする
こういうくだらないイベントに毎月参加させられるのが嫌な若者が大半だと思うので、1年やそこらで辞めることを念頭に置いた上で就職した方が良いです。
Sierのメリットって文系プログラミング未経験でも就職できて、実務経験が積めることにあるのでそれさえクリアしてしまいフリーランスになるなり、自社開発の会社に転職するなり身の振り方は考えておくべきです。